海外FXのデメリットとは?損をしないためのリスクへの対処法を知っておこう!
キーワード:海外FX デメリット リスク
海外FX業者は豪華なボーナスを行っていたり、国内FXでは考えられないハイレバの取引ができたりとかなり魅力的な部分が際立つ一方で、デメリットも存在します。そのデメリットを知らずに取引を始めてしまうと、思わぬ状況に陥ってしまい損失を被ってしまう可能性もあります。しかし、海外FXで起こりうるリスクについてきちんと理解し事前に対処をしておくことによって、そのリスクを回避し安全に運用をすることも可能です。そこで今回は海外FXのデメリットとそれに対する対処法をご紹介していきます。
海外FXの6つのデメリット・リスク
ではここからはまず海外FXを行う上で起こりうるデメリットやリスクをご紹介していきます。
信託保全の義務がない
海外FX業者には国内FXと違って、信託保全の義務がありません。信託保全とは、投資家が預けたお金をFX業者が管理するのではなく、政府の指導のもと信託銀行で管理するということを指します。この信託保全があれば、万が一FX業者が倒産したしまった場合でも自分が預けたお金は手元に戻ってくるので、安心して投資を行うことができます。しかし、海外FXの場合はこの信託保全が義務付けられていないため、万が一の際には自分のお金が戻ってこないというリスクがあります。
日本の金融庁が警告を出している業者もある
海外FX業者の中で日本の金融庁から許可を受けて運営をしている業者はありません。日本での金融庁のライセンスを取得している場合、それは国内FXと同様になります。日本の金融庁は最大レバレッジを25倍と設定しているため、日本でライセンスをとると海外FX特有のハイレバの取引ができなくなってしまうため、大半の業者は日本でのライセンスを取得することに前向きではありません。それに対して日本の金融庁が海外FX業者に対して警告を出すのは当然のことになります。
日本語が不十分な業者もある
海外FX業者の中には、日本語対応サービスが不十分になっている業者も存在します。日本人投資家が活発に活動するようになってきた今、日本語サービスを展開している業者は数多くありますが、そのサービスの品質はかなり異なります。分からない点を質問しても、カタコトの日本語で帰ってきてしまう場合もありますし、日本人が在籍している業者でも日本人が不在な時間は外国人が担当することもあるでしょう。
突然口座凍結や出金拒否をされる可能性もある
海外FX業者の中には、突然業者側の理屈で口座を凍結したり、出金を拒否したりする業者も存在します。もちろんすべてがそんな悪徳業者というわけではありませんが、そのような業者が存在することも事実です。実際に海外FXは国内FXに比べて規約での縛りが少なく自由度が高いので、魅力的な部分もありますが、そんなトラブルに巻き込まれないよう注意をしておくことが必要でしょう。
利益が出るほど税率が高くなる
海外FXで利益が出た時はその利益に応じて日本での納税が必要になります。国内FXの場合、税率は一律20%と定められていますが、海外FXの場合累進課税となるため、利益が増えれば増えるほど税率が上がるという仕組みになります。また、その税率はその他の給与所得や雑所得と合算されて税率が決まるため、サラリーマンで収入が高い方やFX取引の利益が大きい方はかなり高い税率がかけられてしまう可能性があります。
入出金のルールが複雑で分かりにくい
海外FX業者を使う場合、入出金のルールが分かりづらいという点は最初のうちはデメリットとなるでしょう。クレジットカードであれば便利に入金できると思っている方も多いと思いますが、実際には入金時はすぐに反映されて便利なものの、出金する際に入金した額しか出金できなかったり、入金してから30日が経過していないと出金できない等の細かいルールがあり、扱いにくいと考えている人も多いようです。また、その他の入金方法でも手数料がかなり高かったりと、どの方法が最も効率的なのか悩みどころです。
海外FXの6つのデメリットへの対処法
ここまでは海外FX業者を使う上で起こりうるデメリットについてご紹介しましたが、ここからはそのデメリットに対する対処法についてご説明してきます。
信頼度の高いライセンスを取得した業者を選ぶ
海外FX業者には信託保全の義務はありませんが、独自に信託保全を取り入れている業者もあります。そのような業者を選ぶといいでしょう。また、それ以外にも信頼度の高い金融ライセンスを取得している業者を選択することで、万が一のリスクを軽減することができます。金融ライセンスによっては、信託保全が必須になっているものも存在します。金融ライセンスを維持するには一定基準の条件を満たすことが必要になるため、信用する1つの基準とすることができるでしょう。
日本の金融庁の警告は気にしなくてよい
日本の金融庁が出している警告については、海外FX業者に向けてのものになります。そのため、実際に投資をするトレーダーには関係のないことなので、海外FXで投資をしたからといって犯罪になるわけではなく、合法なので安心して取引できます。また、海外FX業者は日本で日本人向けに営業をしているわけではないので、日本としては取り締まることはできないため、それ自体が合法ということになります。
日本人が常駐している業者を選ぶ
日本語対応が不十分な業者だと万が一の際に希望のサポートが受けられずに困ることがあるかもしれません。そのため、事前に日本人スタッフが常駐している業者を選んだり、日本語サポートが充実している業者を選択することをおすすめします。日本語でのサポートがあると記載してあってもその内容については不明なので、実際にその業者を使っているトレーダーの口コミ等を見て判断すると困ることもないでしょう。
信頼度の高くよい口コミの多い業者を選ぶ
海外FX業者だけに限らず、その業者の運営方法や信頼度は推測することしかできません。そのため、100%出金拒否や口座凍結がない業者を選択することは難しいと考えておきましょう。しかし、事前にその業者の規模や資金、金融ライセンスをチェックしておくことでできるだけ信頼度の高い業者を選ぶことはできます。また、海外FX業者で出金拒否や口座凍結を頻繁に行っている業者はネット上にそのような口コミが溢れている場合が多いです。そのため、事前にその業者の口コミをチェックし、よりよい口コミが多い業者を選ぶ方が安全と言えるでしょう。
利益が出たら国内FXに移行する
海外FXの場合、利益がでれば出るほど累進課税により、払わないといけない税金が多くなってしまいます。その対処法としては、一定の利益が出た場合、それを国内FXの口座に移行して運用するという方法です。海外FXの場合は給与所得や雑所得と合算して330万円に達すると税率が30%に上がってしまいます。そのため、330万円を基準として考えていくといいでしょう。また、経費も計上できるため、必要経費となりうる領収書をとっておくことで税金を減らすことも可能です。
入出金はビットウォレットを活用する
大半の海外FX業者でビットウォレットの使用が可能です。これを使えばクレジットカードのような縛りも必要なく、最も便利に使える方法でしょう。無料で作成できますし、年会費等もかからないのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?海外FXには国内FXにはない魅力もある分、デメリットやリスクも存在します。しかし、事前にデメリットを把握し対処を行っていればそのリスクを回避することもできます。口座開設時に注意をしておくようにしましょうね。